五香六実地区は明治初期から開墾が始まりますが、非常に痩せた土地に加えて度々の天災で苦労が多く、村人は水神であり農耕神としても仰がれる出雲大社の龍蛇神を勧請したと言います。あわせて迎えた降雨天候を司る「髙靇ノ命」(たかおかみのみこと)が社名の由来とされる。東国平定伝説により国土安泰を守護するとされる日本武尊命を加えた三柱をご祭神としています。
髙靇神社も大山阿夫利神社「創建は二千二百余年前と伝えられている国幣神社」の髙靇ノ命を勧請して祭神としているため、当神社は、「日本武尊命」「龍蛇神」及び「高靇ノ命」の三つの神が祭神として祀られています。祈雨の神社でご神体とされることが多いこの神は、神話によると伊弉諾尊「いざなぎのみこと」が火の神・軻遇突智「かぐつち」を斬った際に生まれたとされる神の一人です。靇「おかみ」は、龍を示す語で、龍は古くから水神とされてきまし。当神社は、「髙靇ノ命」の髙靇を神社名にしたものと推定されますが、定かなことは不明です
。(神社頒布の資料より引用)