文久7年(1538)の創建。同年の相模台合戦の際に里見方のある武将が弁才天を勧請し、
大樹の下の湧き水に安置して戦勝を祈願したのが発祥と伝えられます。
稔台には陸軍工兵学校の八柱演習場があり戦後この地は復員軍人による入植者が開墾を進めます。
昭和20年(1945)10月3日に現在の稔台公園の一本杉の下で鍬入れ式が行われ、
以来この日の記念行事が現在の「稔台ふるさと祭り」に受け継がれています。
翌年(1946)入植者の公募で「稔台」と名付けられますが、地面が硬く耕すのは大変だったそうです。
境内入口の稔台開拓五十年記念碑からは当時の苦労が偲ばれます。
昭和40年(1965)には「みのり神社」と改称され、あらためて稔台地区の鎮守とされます。